重忠公が始めた祈祷会を復活
龍海院は前橋藩主酒井公の菩提寺として長い歴史を持っています。初代前橋藩主の重忠は、前橋に初市を起こし、同時に無病息災・所願成就を願い国土安穏をもたらす祈りを捧げる儀式として、新年御祈祷会を催していました。以来、戦前まで新年御祈祷会が盛んに行われていたようです。しかし、戦争を機に長らく中断していました。
その重忠が亡くなって、来年で没後400年。また、前橋市では11月20日、前橋藩主酒井公・前橋藩主松平公・総社藩主秋元公・大胡藩主牧野公の功績を称えて「前橋四公祭」を開催しました。これらを機に新年大祈祷会を復活することとしました。
祈祷会とは?
祈祷会とは、新しい年の始まりに当たり最初に営まれる法要。元旦を期して、一年間の世界平和や皆さまの健康、仏法の興隆を祈る。『大般若経』による祈祷法要として行われてきました。
壇信徒の皆さまはもちろん、広く一般の皆さまも一年最初のお寺参りということで、是非足をお運びください。
日 時:平成28年12月31日 午後11時30分〜午前0時30分
於:龍海院本堂
*大変申し訳ありませんが、大祈祷会当日の駐車場のご用意は
できませんのでご了承下さい。
注)御祈祷札の申込は、12月10日をもって終了させていただきました。
前橋ゆかりの4大名を顕彰する「前橋四公祭」が11月20日群馬会館で盛大に開かれました。
滋賀県立大学教授中井均氏が「近世大名墓と歴史観光」をテーマに龍海院酒井家墓所をはじめとする市内の大名墓所国史跡指定を視野に保存活用することの重要性を指摘しました。「四公を語る、四公と語る」と題したパネルディスカッションでは市内にある墓所や菩提寺などの歴史遺産を生かした観光のあり方を語りました。
酒井雅楽頭顕彰会の皆様
会場ロビーに展示された龍海院の駕籠